コラム

暗号資産(仮想通貨)まで危ない?不動のビットコインが大暴落!

現在(2020年3月現在)、新型コロナウイルスが世界で猛威を奮っています。
WHO(世界保健機構)は、パンデミック(世界的流行)を宣言したことで株価などが暴落し取引が停止する自体まで引き起こされており、経済にも大きな影響を与えていることがわかります。

不動のビットコインも例外なく当てはまり、他の暗号資産(仮想通貨)も軒並み大暴落しました。
2020年3月13日の市場では一時40万円代まで下がり世間をざわつかせています。

Contents

なぜコロナウイルスでビットコインが大暴落?

新型コロナウイルスは世界的に流行していますが、ウイルスであって経済となんの関係があるの?と思っている人も少なくないと思います。

  • 各金融市場が下落
  • マイナー達がマシンを停止

コロナウイルスによりビットコインが大暴落した理由に迫ってみましょう。

各金融市場の下落

世界中にはたくさんの金融市場がありますが、新型コロナウイルスの影響によりそれが軒並み下落してしまいました。
それに伴い、ビットコインも大暴落してしまったのではないかという見方が多い様です。
また、石油なども供給過剰が懸念された結果も下落に拍車をかけてしまったのではないかと予想されています。
もちろん、普段から暗号資産(仮想通貨)は上昇と下落が激しいものではありますが、ビットコインは価格もほぼ安定していたため、驚きの声も寄せられています。

マイニング市場の停止

マイニングによって利益を出している企業も多いのが現状です。それは、ビットコインが配布されるからですが、マイニングには異常なコストがかかってしまうのもまた事実です。
ビットコインが下落してしまい、価値が下がるとコストの方が上回ってしまうことが予想された結果マイニングを停止する企業も増えました。
マイナー陣が軒並みマシンの停止をしたことで、より一層不安が強まりビットコインの価格も比例して下がったのではないかと予想されます。

どこまで下がる?ビットコイン

様々な理由や、他の市場が下がったことによりビットコインも暴落しているわけですが、どこまで下がってしまうのかと頭を悩ませる人も多いはずです。

現在のところは、70万円台まで回復しているものの、全盛期の90万円台まではまだ遠い感じです。
億り人を生み出したと話題になったビットコインの価格とは到底思えないほど低い金額になってしまっています。
ただ、60万円台を回復してからは底固く動いているので一旦は落ち着きを取り戻した感じはします。

世界的流行がいつまで続くかにもよる

パンデミックを発表してから暴落しているビットコインですが、現在は横ばい傾向にあるものの…今後のコロナウイルスの影響によってまた大きく数字が変動するでしょう。
死者が増えてしまったり、経済不況が続いたりすることでより金融市場も下向きになってしまいます。
現在、ワクチンの開発が行われており試験的に健康な人に利用する段階まできました。このままワクチンの開発が進み、コロナウイルスが終息へ向かえばビットコイン市場も回復するのかもしれません。

絶対に回復するともいえない

コロナウイルスが終息したとしても、絶対にビットコインの価格が元の場所まで戻るとは限りません。
暗号資産(仮想通貨)は他にもたくさんありますし、もしかするとこれを期に他のコインが時価総額ランキングで1位をとる可能性も大いにあります。
つまり、今後ビットコインが絶対に同じラインまで回復するという保証はないわけです。
ただ、文中でも紹介した通り暗号資産(仮想通貨)は上昇や下降が元々激しいので今回もそのようなものだろうと思っている人は多い様です。

ビットコインローンではマージンコールが多発

ビットコインを担保としてローンを組んでいる人へ、今回の大暴落によりマージンコールが多発しています。
暗号資産(仮想通貨)が人気を集めていることから、暗号資産(仮想通貨)の貸付はかなり活発化していました。この様な事態になると思われておらず市場が大騒ぎとなりました。
ビットコインの市場だけでなく、イーサリアムや他のアルトコインの貸付を行っている場所でも同じことが起こりました。

ビットコインでFX取引を行っていた人も…

現金で取引を行うFXではなく、ビットコインなどの暗号資産(仮想通貨)を利用して行えるFX取引をしていた人もいるのではないでしょうか。
特にロングで保持して多くの利益につなげるという方法で暗号資産(仮想通貨)取引を行っている人は大打撃を受けたと言われています。
保持しきれず、マージンコールが鳴り響き、どうすることもできないままロスカットになってしまったという人も少なくはありません。
リーマンショック以上だと言われる今回のコロナウイルスですが、どのように終息へ向かうのか注目の集まるところです。

実はチャンスだと思う人もいる

普段は価格が横ばいのビットコインですが、大暴落したことをチャンスに思っている投資家は少なくありません。
「ビットコインは必ず元の位置に戻る、もしくは跳ね上がる」と予想した投資家達が、ここぞとばかりにビットコインを購入しているのです。
たしかに以前の様に数値が戻れば大儲けすることもできるので、むしろピンチではないとすでに購入を済ませた投資家もいました。
価格の上昇は約束できることではありませんが、価格の低いうちに保持しておき売り捌くのは悪いことではありません。
差額を上手に利用して別の投資に生かすのもおすすめです。

さいごに

コロナウイルスの影響で、ビットコインなどの暗号資産(仮想通貨)市場が大きく下落していることがわかりました。
ただ、ウイルスが終息へと向かえば、この暴落も少しは落ち着くでしょう。ビットコインの価格が元に戻るかはわかりませんが、今後伸びていくことが期待できるでしょう。
状況を読みながらビットコインでの取引を楽しんでみてください。